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やりたくないことは、やりたくないわ。

「残酷すぎる成功法則」まとめ1〜永い言い訳を言わなくて済むために〜

あのときひどいことをしちゃったなあ、と素直に思えるときが、年に数回ある。

 

自分のこれまでの罪を思い出して、でもそれはもう二度と修正できないということを認識して、すごく切なくなるのだ。

 

思い出すのは、恩を仇で返したことや、愛情を裏切りで返したことだ。

 

せっかく声をかけてくれたひとに、鬱陶しそうに返事したこと。

 

女の子が手をぎゅっと握り返してくれたのに、その子を雑に扱っちゃったこと。

 

友人が困っていたときに、手を貸そうとして、すんでのところでなぜかやめたこと。

 

などなど、数え上げればキリがない。

 

今日はなんでそんな気分になったかといえば、図らずも、

 

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

 

 

という本がきっかけだった。もちろん、そんなつもりで買ったんじゃないんだけど。

 

本の途中で、"履歴書向きの美徳"と、"追悼文向きの美徳"ということばが出て来た。

 

履歴書向きの美徳とは、社会的、経済的な成功のことだ。

 

それに対して、追悼文向きの美徳とはなにか。葬式のときに、集まったひとたちが『あの人はねえ、』とたくさんのエピソードを延々と話してくれるような人は、そっちの美徳がある人だろう。つまり、追悼文向きの美徳とは、価値観とか、人柄といった、内面的な性質のことだ。

 

で、それが成功となぜ結びつくのか。

 

人はある程度成功したあとは、『そもそもおれは何のためにこれをやっているんだっけ?』と問わざるを得なくなる。最初は外面的な評価や結果が出ると、それだけで嬉しいものだ。でも、ある程度のところまでいくと、結果が出てもそんなに嬉しくなくなってきて、動機のシフトが必要になる。そこで必要になるのが、『そもそも、自分にとって重要なことは何か?』という問いだ。

 

そこで、自分にとって重要なことは何かを知るのに有効な手段のひとつが、自分の死を思うことなのだ。どんな葬式にしたいのか。あるいは、いまここで死んだとして、何か後悔は無いだろうか。と問うてみる。それによって、自分がほんとうに大切にしたいことは何か、あるいは、自分がほんとうに大切にしたいひとは誰か、がわかってくるかもしれないそうだ。

 

ぼくは、自分の葬式についてイメージしてみたんだけど、今のまま死ぬと、『頭はちょっと良い人でしたね』とだけ言われて、終わるような気がする(ほんとうは頭良くさえないのだけれど)。

 

でもほんとうは、『あの人は本当に気前のいい人でした』と言われて死にたい。

 

つまりぼくは、気前いい恰幅のいい人でありたいのだ。

 

だったらそのためには、Top Giver であらねばならない。

 

基本的には人に対して協力、信頼の姿勢で接する。

裏切りに対しては報復するのが原則だけど、たまに許す。

  

Top Giverであるための6か条を纏めておこう。

 

1.まず、参加する場を正しく選ぶ。takerの集まりには加わらない。

2.まず自分から協調する。

3.協調には協調を、裏切りには裏切りを返す。

4.懸命に働いて、そのことを周囲に知ってもらう努力をする。
5.長期的視点で考え、相手にも長期的視点で考えさせる。
6.許して二度目のチャンスを与える。

 

じっさいは、僕の普段の行動はGiverではない。今日は自分の小学校高学年以来のTaker的な行動を思い出して、悲しくなっちゃったのだった。でもそれらの行動は、正しいGiverのあり方を知らなくて、ぐれちゃったせいでもあるんじゃないかと思うのだ。なぜなら、ぼくは小学校低学年までは、自分で言うのも何だけど、Giverだったからだ。たぶん、どっかのタイミングでBottom Giver になっちゃって、ひねくれてTaker 的なやつになっちゃったのだ。しらんけど。

 

無私無欲な聖人は実は成功できない。成功するGiver、”Top Giver”であるためには、Giveしつつも、自分の欲望を尊重して守らなければならない。

 

Top Giverにいきなりなるのは難しい。だけどTop Giver のフリをすることならできるだろう。一生フリをし続けることができたなら、その人は死んだあとも、Top Giver として語り継がれることになる。ほんとうは当人は心なかで『あっかんべーざまーみろ』と思っていたとしても、それは誰にも知られずに、美しい姿のままに死んでいくのだ。ぼくは、それをやりとげた人には、最大限の敬意と拍手を送りたいと思う。

 

 

 

残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する

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自分のあやまちを知って悲しく切なく素直な気持ちになりたい人には、西川美和監督の『永い言い訳』という映画をおすすめする。男だったらたぶん、涙なしには見れない。個人的には、恋愛工学生たちの感想を聞きたい。

 

 

永い言い訳

永い言い訳

 

 

 

 

 

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