さそりのブログなんです

やりたくないことは、やりたくないわ。

比較優位の原理ってなんですか?

こんにちは、さそり(@)です。


比較優位の原理を説明してみます。いきなり。


比較優位の原理とは、


それぞれの国が、じぶんができることの中でもっとも得意な仕事に集中するとき、
世界全体としては富がもっとも大きくなるよ、という原理です。


具体的に考えてみましょう。


世界にはA国(先進国)とB国(途上国)しかないとします。


A国は30人で工業製品を30、10人で農産物を5、生産し、
B国は40人で工業製品を4、40人で農産物を10、生産しています。


この場合、世界全体として、工業製品を34、農産物を15、生産しています。


労働生産性を考えてみましょう。
A国の工業の労働生産性は30÷30=1、農業の労働生産性は5÷10=0.5
B国の工業の労働生産性は4÷40=0.1、農業の労働生産性は10÷40=0.25
です。


ここから、A国はB国よりも、工業も農業も得意ではある(これを絶対優位と言います)けど、
工業の労働生産性はA国がB国の10倍、農業の労働生産性はA国がB国の2倍なので、


A国にとって工業は農業よりも得意、
B国にとって農業は工業よりも得意


だと考えることができます。


このことを、A国にとって、工業は農業よりも「比較優位」である
と言います。


さて、A国が比較優位の工業に集中し、B国が比較優位の農業に集中したらどうなるでしょうか?


A国の40人全員が工業をやると、40の工業製品が、(労働生産性1)
B国の80人全員が農業をやると、20の農産物が(労働生産性0.25)


もとの場合と比べて見ましょう。工業製品、農産物ともに、世界全体での生産量が増えました。


つまり、各国が比較優位な仕事に集中して、自国でつくっていないものは輸入するというのが、世界全体の富を最大化するためには正しい方法です。


この比較優位の原理こそが、自由貿易をおこなうべき根拠なんですね。


今日もさそりのブログに来てくれてありがとうございます。